図書室のラブレター



「警察呼びますよ!?」


「ヤバイ。
マジでやべぇよ!!」




そう言って大声で笑ってくる。



私は本気で、
ふざけてるつもりはないのだ。




「マジでツボだし。
そういうところ好きだよ?」




軽く言ってくる。


すっごく警戒しているのに。




「ふ、ふざけないでください!!」


「じゃあさ、
晴樹のこと教えてあげる」


「え?」




急にどんな心境変化だろう。


いくらなんでも
話が良すぎるような…




「警戒し過ぎだって。
でも今日は遅いから
また今度にデートだな。
次の日曜とか空いてる?」




さっきまでとは違うみたい。


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