図書室のラブレター
「晴樹!!」
後ろから何度も読んでる伯母。
やっぱり無視。
「なんだよ。
仲良く飲み物なんか
渡してんじゃねぇよ!!」
チッ
舌打ちをして睨んだ。
そのまま、どんどんと
足を踏み出して行く。
威圧感が半端ない。
「ありがとうね」
蓮実の嬉しそうな笑顔。
それは安堵した表情だった。
足は凍りついた。
最近、
おかしかったアイツ。
もしかして
公表するなって言ったのも
他に好きな奴がいたからか。