図書室のラブレター




それは晴樹からの挑戦状。



俺が勝てば、
晴樹は素直に謝って戻る。



晴樹が勝てば、
俺も一緒に脱退すること。




それが条件。



だから俺は
アイツを追っていた。




「…そっか」




一部始終聞いた私は
それしか言えなかった。




二人の辛い過去。



危ない思いは
して欲しくないと思う。



でも戦わないといけないときも
必ずやって来る。




だから苦しい。



厳しい選択は
今も続いているんだ。


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