図書室のラブレター
「これ以上、
嘘は言えない」
「お前は、バカだよ…」
「晴樹、覚えてるか?
俺との約束」
「あぁ。脱退するか、
どうかのだろ?」
そう。
晴樹が脱退すると
総長に言った後にした約束。
アイツからの挑戦状。
「俺が勝てば、
晴樹は素直に謝って戻る」
晴樹も続えけて言う。
「俺が勝てば、
龍慈も一緒に脱退する」
「あぁ。その通りだ」
そして龍慈は笑っていた。
こんな状況で
笑えるはずもないのにな。