図書室のラブレター
そしたら偶然にも
俺たちがいたという状況だ。
そして事件は
起こったのだ。
「そんな…」
信じられなかった。
いつまでも逃げるから
周りから壊そうとするなんて。
そこに
校長室のドアが開いた。
開いたと言うより、
蹴られていた。
「ちょっと待ちなさい!
まだ話は終わって…」
「終わった。
退学でも
なんでもしてやるよ!」
声を荒げて、
飛び出していく。
私はおそるおそるに聞く。
「あの、退学って…」
「今までの事を考えると
退学処分にしか…」
「全部、
間違いなんです!」
「何が間違いですか?」