図書室のラブレター
「ちょ…
ちゃんと話そ…!」
「通じねぇよ!」
彼はどんどん進んでいく。
どうして
見た目で判断するの?
龍慈君も晴樹君も
何も悪くないのに。
何も悪い事してないのに。
彼はこの学校を
生徒を守ろうとした。
その為に暴力と言う
手段を取っただけ…。
龍慈君に離してもらう。
そのあと、
息が切れていた。
そして窓を覗き込む。
そこからはさっきまで
戦っていたグラウンドが見えた。
その中に1人
たたずむ晴樹君がいた。
「龍慈君ごめん」
そう言って、
階段を駆け下りた。