図書室のラブレター
Pretty girl―美少女―
そしてあれから
年が明けてしまった。
気が付けば
3学期が始まっていた。
初詣もクリスマスも
楽しみにしていた。
でもね、
1人で過ごしてしまった。
一ヶ月前までは
まだ一緒にいたのに。
いつも図書室で
一緒に話したのに。
どこかで
すれ違ってしまった。
原因は私。
なのに私は龍慈君のせいだと
信じて疑っていなかったんだ。
***
あの事件から
一ヶ月近く経過していた。
それでも誰からも
連絡は来ない。
晴樹君も龍慈君も
結依からも…。