図書室のラブレター
「…そうだよね」
私は目を
大きく見開いた。
私に出来る事。
それは
最後まで諦めない事。
彼女は教えてくれた。
遅いなんて
ないんだよって。
いつでも自分次第で
変えられるんだって。
ちゃんと
自分が悪いと認めよう。
意地なんて張っても、
誰も得なんてしないんだから。
みんなで
笑った方が楽しいから。
「ありがとう」
優しく
見守ってくれていた彼女。
その心に洗われて、
私も優しい口調になる。