図書室のラブレター



「は?」


「晴樹君が学校に
来れるようになるまで会わない」


「お前、何考えてんだよ!!」


「ちゃんと考えてるよ!」


「だったら…!」


「私が晴樹君を
不安にさせて、心配かけてた」




私は言葉をつなげる。




「だから私が
しっかりするまで会わない」


「今の晴樹には
お前が必要で…」


「そんなことない。
誠意を見せたいの」




私は絶対に
あきらめないから。




「勝手にしろ」




そう告げると
人垣を蹴散らせて帰った。



ちゃんと
あなたの無実を証明する。



そして私も
誠意を見せたいの。


あなたの為なら頑張れる。



今は1人だけど。


いつかあなたとの
未来を思い描いている。


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