図書室のラブレター
ついに訪れた放課後。
裏庭に向かった。
そこに行くと
あの時の女の人がいた。
図書室で
慰めてくれた沙菜さんだ。
私は嬉しくて
近づいて行った。
「沙菜さん、
あの時はありがとう」
「どういたしまして」
「あの、
他に人来なかった?」
すると沙菜さんは
顔色を変えた。
そして私の持っていた
手紙を取り上げた。
「何するの!?」
すると沙菜さんは持っていた
もう一つの手紙を差し出す。
そこには、
『花井 晴樹について
真実を話してください。
生徒会長なら可能でしょ?』と
書かれていた。