図書室のラブレター



ついに訪れた放課後。



裏庭に向かった。



そこに行くと
あの時の女の人がいた。



図書室で
慰めてくれた沙菜さんだ。



私は嬉しくて
近づいて行った。




「沙菜さん、
あの時はありがとう」


「どういたしまして」


「あの、
他に人来なかった?」




すると沙菜さんは
顔色を変えた。



そして私の持っていた
手紙を取り上げた。




「何するの!?」




すると沙菜さんは持っていた
もう一つの手紙を差し出す。



そこには、




『花井 晴樹について
真実を話してください。
生徒会長なら可能でしょ?』と



書かれていた。


< 240 / 293 >

この作品をシェア

pagetop