図書室のラブレター



「お前は
何のようだよ」


「晴樹が停学だけですんだ
理由を知らせたくてな」




俺はその言葉に
固まってしまった。



確かに疑問は持っていた。



あれほど派手にやったら
退学に決まっている。



でも蓮実には
聞きたくても聞けなった。



悪い予感がしていたから。




「…知ってるのか」


「あぁ。知ってる」


「…教えてくれ」




すると龍慈は
すんなり教えてくれた。



真剣で焦った様子で。



俺も事情を聞いて、
正直戸惑った。



あそこが
処分されてしまう。



もうすぐ
処分されてしまう。


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