図書室のラブレター



「ちょっ…待て待て待て」




近くまで迫っている
花井君の拳。



相手はそれを
キレイにかわした。




「お前、殴らせろよ!!」


「殴らせねぇよ!!」


「ちょっ…
お前なんでだよ!?」


「よく考えろよ。
このバカ!!」


「バカ……テッメェ!!」




花井君は
再び殴りかかろうとする。



バカにされた恨みも
募ったのだろう。


さっきよりも顔が怖い。




「今日は2人とも
見逃してやるよ」




その言葉をきっかけに
動きが止まる。



そしてこのタイマンは
花井君は訳が分からないまま、
一時停止となった。


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