図書室のラブレター
仕方なく運ぼうとした。
重ねてある本の一番上に
一枚の紙が置かれていた。
何かが書かれてある。
『ここ、
自由に使いたいでしょ?』
…それはもちろん使いたいです。
要するに、
『やっといてね(ハート)』
って感じかなぁ。
私がタイミングよく来なくても
やらせていたに違いないよ。
そのまま黙々と作業を始めた。
本当は面倒くさいし、
やってられない。
でもこれからも図書室を
自由に使わしてあげるなんて
言われたらやるに決まってる。
だってここが
一番落ち着く場所だから。