図書室のラブレター
そして一番奥の本棚に到着。
晴樹君はそのまま地面に
座ってしまった。
「ねえ、今日は
手伝ってくれないの?」
「おぅ」
そんなそっけない言葉。
「どうして?
手伝ってくれてもいいでしょ?」
「いつも俺を振り回すから
その罰だな!!」
「そんなことないよー」
「それに俺のことに突っ込んで
巻き込んでややこしくするから。
その罰も含めて…」
「うっ……」
そのことに
何も言い訳ができない。
実は意地悪なんだ。
「ケチ!」
それしか
言葉にできなかった。