図書室のラブレター
こんなカップラーメンの
例えを出してしまうなんて…
私も相当
疲れ果てているようだ。
「…何考えているんだろう」
そして知らずに
放課後は訪れる。
逢いたくないなら
図書室に行かなきゃいい。
心では分かっている。
今ならまだ引き返せる。
でも、でも……
でもこういうときに限って
今日中に借りていた本を
返さなくてはならなかった。
「…私のバカ。昨日返しとけば
よかったのに…」
そのまま重たい足を
一歩ずつ歩んでいく。
やっぱり
一目だけでも逢いたい。
ついつい
そう想ってしまうものなのです。