図書室のラブレター
「あのね…そのー…、
告白するのは、
ちょっと早いんじゃない?」
──私、何言ってるの?
「ほら、その好きな子って
花井君のことを
よく知ってるわけじゃないし」
「………」
今ならまだ間に合うから。
ちゃんと言おうよ。
はっきりと言うの。
言って、
ちゃんと振られるのよ。
そしたらスッキリして
今度こそ応援する。
決めたじゃない。
私が背中を
押してあげなくちゃ!!
そうじゃないと誰が
彼の応援をするの?
「…もう少し
後でもいいんじゃない?」
また、引き止めてる。
早く素直になって…!!