不可能恋愛☆小説家
「富田さんから何にも聞いてないのな・・・・」


「俺も、他の作家も全員男だぜ・・・?一応恋愛小説を書く傍ら、女みたいな名前にしてあるってだけ。」


完全に、女性だと思っていたわたしは、富田さんの『企画』とやらにまんまと騙されたわけだ。確かに?ちゃんと確認しなかったわたしも悪いかもしれないけど・・・でも・・!


「で、どうするんだ・・・?『勉強』するつもりでここに来たんだろ?入るんだったら早く入れよ。」


どうせ富田さんのことだ。わたしの親にも、仕事の合宿だとかいって
家に戻れないように連絡してあるんだろう。


「わ、わかったわよ。入るから!絶対変なことしないでよね。」




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