不可能恋愛☆小説家
「例えば日向ひなた(ひゅうが・ひなた)。作品の傾向は素朴で繊細なラブロマンスが多いな。」


「日向先生!純粋であどけないストーリーなのに時折ドキッとするような展開があって素敵ですよね!」


憧れの作家の先生達の名前が次々富田さんの口から出てくる。


「樹かえで(いつき・かえで)、学園モノが得意でラブコメディが主。それから笹本ひかる(ささもと・ひかる)はファンタジーテイストの幻想的な恋愛をよく書いてくる。」


私の好きな先生の名前ばかりだ…富田さんはこういうとこで気を引いてやる気にさせるのがホントにうまい。


「立松あずま(たてまつ・あずま)は壮大なSFや世界企業を舞台に組織と個人の葛藤を恋愛に絡めるのがうまい。あと、水城ちとせ(みずき・ちとせ)はミステリー小説でありながら恋愛を入れるという手法が評価されているね。」

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