*Bear×Heart*
龍ちゃん☆
5分休憩に入ってあおいの所へ行く。
「捺~、あの男子と仲良く話してたみたいじゃん?」
あの男子・・・
龍ちゃん(白石龍之介)のことかな。
「あ、うん。仲良くっていうか、筆記用具貸してもらって・・」
「捺忘れたの??あらら~。でも、そのおかげだね。」
「うん!いい人だったぁ。」
チラっと龍ちゃんの方を見ると、
男子に囲まれて楽しそうに会話していた。
笑顔がすごく可愛い・・。
思わず見とれてしまうくらいに。
「捺ってさぁ。」
「え?うん。」
「もしかして、あの人の事気になる?」
「えぇえ゛!!?」
「あ、図星??」
ちょっと待って!!
なんでそんな事わかるの!?
チラっと見ただけだし、貸してもらっただけだし・・。
「捺、ど~なの??」
「あ~・・、うん。気になる・・かも?」
「ほんとに!?きゃ~ッ!すごい~!」
あおいは、自分のことのように
すごく素直に喜んでくれた。
帰り道も、私が龍ちゃんとどんな会話を
したのかとか、そういう話題で持ちこたえていた。