続・どっちが先生?



学校…

本当はもう辞めようかと
思っていた…

何もかも無駄だと思ってた

でもあたしを
待ってくれている人いるんだ


「でも…」


あたしは言葉につまった。


『授業なら
俺が教えてやるから、
心配するな。』


「そんなの心配してない」

ぼそっと言った。



『菜月、お前はいろいろ
考えすぎてる。
もっと気楽に生きろ』





「…また電話する」


──ブチッ


あたしは一方的に
電話を切った。



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