*―い じ め―*
「ほぉ~らぁ~梨子~」
「……クッ」
梨子は必死で廊下を雑巾掛けしていた。
「あと一回でいいよ~」
タッタッタッ……
雑巾掛けが終わった。
「ご苦労様~」
梨子は最近、愛菜のみかたをしていると言う、勝手な恭華の思い込みで梨子は、
罰として雑巾掛けをする事になった。
「こんな大量の水……。何に使うの?」
「やだ~梨子分かんないのぉ?
アレだよ~ア~レ!」
「……?」
「ま、見てたら分かるよ……」
そう言って恭華は微笑んだ。