聖花学園~花よ咲き誇れ~
 結局、ジェットコースターには由宇花さんと優姫先輩、わたしと翔子先輩、後は流依一人で乗った。


 後ろから視線を感じたけど、何だか怖くてわたしはずっと後ろを見なかった……。






「さてと、絶叫モノ乗ったし、次は落ち着いたものの方が良いかしら。何が良いと思う?」

 和子先輩と寿先輩に合流した後、すがすがしく伸びをした由宇花さんが皆に聞いた。



「コーヒーカップ……辺りがいい」

 和子先輩が真っ先に言い出す。


「あ、それいいわね。あれなら回転の速さ調節出来るし」

 すぐさま由宇花さんが同意したため、他の意見は出なかった。



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