聖花学園~花よ咲き誇れ~
そんな固まったままの流依をほっといて、寿先輩がわたしの背中を「さあさあ」と押した。
「寿先輩。流依に何言ったんですか?」
「早い者勝ちだと言っただけですよ」
早い者勝ち? 何のことだろう?
それについては全く分からなかったけど、寿先輩が流依に別のことも言ったのは分かった。
だって、それだけであんなふうに固まるわけがない。
何か他の事も言ったか、もしくは別の言い方をしたに違いない。
でも、わたしは正体不明の恐怖を感じてその詳細は聞かない事にした……。
結局流依は由宇花さんの方へ座り、わたしは寿先輩と和子先輩のカップに座った。
「寿先輩。流依に何言ったんですか?」
「早い者勝ちだと言っただけですよ」
早い者勝ち? 何のことだろう?
それについては全く分からなかったけど、寿先輩が流依に別のことも言ったのは分かった。
だって、それだけであんなふうに固まるわけがない。
何か他の事も言ったか、もしくは別の言い方をしたに違いない。
でも、わたしは正体不明の恐怖を感じてその詳細は聞かない事にした……。
結局流依は由宇花さんの方へ座り、わたしは寿先輩と和子先輩のカップに座った。