聖花学園~花よ咲き誇れ~
「小都子、お前は何処が良いと思う?」

「え!? わたし!?」


 突然振られても困る。


 大体流依も会話に参加していなかったのに、何でわたしに聞くんだろう?





 とにかくそれだけなら良かったんだけど、流依がわたしに質問したと同時に、あーだこーだと話し合っていた先輩達までこっちに耳を傾けてきた。


 これじゃあ答えないわけにはいかないじゃない!




「えーと……この後も色々乗りますし、軽食程度で良いんじゃないでしょうか?」


「そりゃそうだな」
「じゃあ……それで……」

 先輩方は口々にわたしの意見に同意した。



 え? 良いの? それで?


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