聖花学園~花よ咲き誇れ~





 結局、わたしの意志なんか関係なく観覧車に乗ることが決まった。


 年の順ということで、まずは翔子先輩。



 昼間に観覧車に乗る人は少ないらしく、あまり並ばずに乗ることが出来た。



「やっぱり観覧車は夜の方が人気かな?」

 乗ってすぐ、翔子先輩が言った。



「そうみたいですね。夜景とか見えるんでしょうか?」


「見えると思うよ。この観覧車、結構高さあるし」


「そうですか」




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