聖花学園~花よ咲き誇れ~
 他愛も無い話が続く。


 そしてかなり高いところまで上がったとき、会話が一旦途切れた。



「…………」

「…………」


 会話がなくなると、なんだか気まずい。


 翔子先輩がこっちをじっと見ていて、さらに気まずい。


「あ、あの!」

 わたしは気まずさに耐えられず、無理矢理話題を振った。




「何で皆、わたしと二人だけで観覧車乗りたいって言ったんでしょうか?」


 正直、聞いてもいい事なのか分からなかったから、聞かないつもりでいた。

 でも、他に話題が見つからない。


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