聖花学園~花よ咲き誇れ~


 一通り小言も終わり解放されると、俺はすぐさま自分の部屋に戻った。



 戻った途端携帯を取り出す。




 もう、もたもたしてられない。

 あんな連中が小都子のことを好きだと言っている。



 男の俺からでも、彼等が魅力的なのは十分分かる。


 小都子があの中の誰かに恋心を抱く前に、分からせておかなければ……。





「小都子は俺のものだ……」




 俺はそう呟き、電話をかけた……。




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