聖花学園~花よ咲き誇れ~

演技

 朝日がまぶしい翌日の朝。


 フラワーがそろって登校してきたとき、それは決行された。



「あっ!?」

 わたしは突然何かにつまづき転びそうになる。


「小都子!」

 それを流依が抱きとめてくれる。



「触らないで!」

 わたしは、抱きとめてくれた流依の手を振り払った。


 その瞬間、辺りに緊迫した雰囲気が漂う。


 わたしはそれをも気にしないフリをして更に言い募った。




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