聖花学園~花よ咲き誇れ~
「流依……貴方が謝るなんて……それに、そんな表情、初めて見たわ……」

 わたしも辛そうな表情を作り、流依と顔を合わせる。



「……わたしこそ、ごめんなさい……。わたしも、きっと意地を張っていただけなの……許して、くれる?」


「小都子……そんな、それは私の台詞だわ。許してくれるかしら?」

 流依もわたしの手を取って、そう言った。


 そんな流依に、わたしは笑顔で言う。



「もちろんよ」


「小都子……有り難う……」


 流依も笑顔でそう返してくれた。



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