聖花学園~花よ咲き誇れ~
「へぇー……やっぱりそうだったか」

 と呟くように言った流依さんの顔は、ある意味馬鹿にしているようにも見えたが、どちらかと言うと喜んでいるように見えた。

 そして、何かを企んでいるような顔にも……。


 でもその後はあまり話をしないうちに皆と合流したため、聞くことは出来なかった。





 和子先輩と合流したとき、さっそくメガネを付け替える。

 フレームが今までのものより細くて頼り無かったけど、思っていたより安定している。
 掛けてみても丁度良かった。


「へぇ……」
「何か……」

 どうですか、とばかりに皆に見せると、僅かに感嘆の声が上がった。

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