聖花学園~花よ咲き誇れ~
「門限間に合うかなー」

 と、翔子先輩が言っていたが、何とかギリギリ間に合った。



「おかえり、遅かったねー。夕飯出来てるよ。冷めてしまうからこのまま食堂直行して食べてしまって」

 あいも変わらずスーツにエプロン姿の学園長が出迎えた。



 貴方は主婦(夫)ですか!?


 突っ込みたかった。
 これは出来るなら突っ込みたかった。

 でも歩き回っていたわたしは疲れ果て、しかも空腹だったため突っ込む気力が無かったんだ。


 とにかくお腹が減って力が出ない。
 だから学園長の指示自体はありがたかった。

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