聖花学園~花よ咲き誇れ~
 いつの間にか舌が絡め取られ、もてあそばれた。



 唾液の音が耳に聞こえてきてものすごく恥ずかしい。



 そのまま何度も角度を変えられているうちに、最初の気持ち悪さなんて何処かに吹っ飛んでしまった。


 今はとにかく酸素を求めた。

 息苦しくて頭がボーっとしてくる。
 そのせいで身体も何だかおかしい。

 だんだん身体に力が入らなくなってきた。


「んっ……ふぅ……」

 声が漏れているのすら自分で分からなくなった頃、やっと流依が唇を離してくれた。


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