聖花学園~花よ咲き誇れ~
和子先輩の言葉を翔子先輩が次ぐ。
「大丈夫だって。とりあえず今月の25日まで頑張って、正式なフラワーになってしまえばこっちの物だからさ~」
………………え? どういうこと?
「正式なって……25日に何かあるんですか?」
「うん、花号授与式。オレ達みたいに入学する前からフラワーになるって決まっている奴は、入学する前に在校生が花号を決めるんだけど、小都子ちゃんみたいに途中でフラワーになる子は、在校生でもすぐに花号なんか決められないだろう?」
「はい……ってか花号って在校生が決めてたんですか!?」
「そうだよ? 知らなかったんだ?」
「し――」
「仕方有りませんよ」
知りません! と答えようとしたら、寿先輩が口を挟んできた。
「彼女は入学してまだ一ヶ月なんですから」
「そりゃ、そうだね」
納得、といった感じで相槌を打つ翔子先輩。
「大丈夫だって。とりあえず今月の25日まで頑張って、正式なフラワーになってしまえばこっちの物だからさ~」
………………え? どういうこと?
「正式なって……25日に何かあるんですか?」
「うん、花号授与式。オレ達みたいに入学する前からフラワーになるって決まっている奴は、入学する前に在校生が花号を決めるんだけど、小都子ちゃんみたいに途中でフラワーになる子は、在校生でもすぐに花号なんか決められないだろう?」
「はい……ってか花号って在校生が決めてたんですか!?」
「そうだよ? 知らなかったんだ?」
「し――」
「仕方有りませんよ」
知りません! と答えようとしたら、寿先輩が口を挟んできた。
「彼女は入学してまだ一ヶ月なんですから」
「そりゃ、そうだね」
納得、といった感じで相槌を打つ翔子先輩。