聖花学園~花よ咲き誇れ~
「それで花号授与式というわけです」
翔子先輩の方を向いていた寿先輩が、くるりとわたしの方に向き直り説明を始めた。
「期間を置いて在校生に貴方がどんな人なのかを見極めてもらい、花号授与式に投票と言う形で決めてもらうんです」
「ということは……今日から25日まで在校生皆に見られるってことじゃないですか!?」
「そゆこと~」
と翔子先輩がふざけて言うが、そっちにかまけていられない。
「そんな一日中見られてたら、25日来る前にボロが出ちゃいますよ!」
ちょっと、半泣き状態だった。
「大丈夫だよ」
そう言って、優姫先輩が自信に満ちた笑顔で目の前まで近づいてくる。
翔子先輩の方を向いていた寿先輩が、くるりとわたしの方に向き直り説明を始めた。
「期間を置いて在校生に貴方がどんな人なのかを見極めてもらい、花号授与式に投票と言う形で決めてもらうんです」
「ということは……今日から25日まで在校生皆に見られるってことじゃないですか!?」
「そゆこと~」
と翔子先輩がふざけて言うが、そっちにかまけていられない。
「そんな一日中見られてたら、25日来る前にボロが出ちゃいますよ!」
ちょっと、半泣き状態だった。
「大丈夫だよ」
そう言って、優姫先輩が自信に満ちた笑顔で目の前まで近づいてくる。