愛…して…?
あたしのことを一番に理解をしてくれてた人も援交相手だけど付き合いが長かった
それが「たつや」だ。
彼は初めてみるあたしの崩れた姿に唖然としていたが優しく肩を抱いてくれた
たつやとあたしは援交を始めたくらいからずっとお互いの時間があうときに2週間に1回くらいのペースで会っていた。
たつやは他の人といろいろと違った
いつもあたしのこと励ましてくれた
「まなかは偉いよ。こういうこと本当はいけないけど若いのにいろいろと抱え込んで誰にも弱音吐かずに自分独りで頑張って。でもな、たまには捌け口が必要なんだよ。それが誰でも構わない。ただ俺でよければって感じなんだけどさ。普段は仕事が忙しいからあれだけど、まなかが会いたいって言ってくれたら無理にでも時間作るし、いくら朝早くても夜ならいつでも相手するよ。」
いつもたつやはこんなこと言ってた。
たつやの会社を経営していて20代なのにすごい社会的に自立していて羨ましくも思えた。
あたしにとって唯一本音が話せる憩いの場だったのに……
どう…して……?
早く
「まなか頑張ったね」
って頭撫でてよ
「まなか偉いよ。」
全然偉くない
ちっとも偉くない
ねぇ・・・
あたしがあの時・・・
あの時言うとおりにしてれば・・・