愛…して…?
メールを見た瞬間目が点になった
以前たつやとの会話の中でしょっちゅう地方へ飛ぶことになるのは知っていた
でもそんな突然だなんて思いもしなかった
「寂しくなるなぁ。離れてても連絡ぐらいしてよね。でももっと早く行って欲しかった」
たつやが新潟に飛び立つまであと1週間きっていた
「ごめんな、本当は2週間前くらいに決まったんだ。でもまなか嫌がるだろうし会ったりしたら俺行きたくなくなっちゃうからさ」
たつやの優しさが痛い程伝わった
それより心配だったのはたつやの体のことだった
あたしらが1ヶ月くらい会わなかった理由もそのひとつ。
仕事が忙しいたつやは寝る暇もあまりなく、多忙なスケジュールに追われ食事も不規則になり嘔吐、吐血を繰り返していた
それでもあたしに心配かけないようにたいしたことないといつも言っていた
病院に行くことを薦めてもたつやはそれを拒んだ
そんな体調での新潟出勤。
限界にも程がある
急に環境が変わればさらに体調は悪化すると思うし
真冬の新潟はこっちよりもっと寒い
最後にもう一度だけ病院に行くことを薦める為に電話をかけた