愛…して…?
ゲーセンに行き、プリクラを取ってUFOキャッチャーをやったりして相手の意外な一面などが見れてすごく楽しかった
UFOキャッチャーでむきになるところなんか子供みたいで可愛いと思った
外へ出るとさすが2月、凍えるような寒さ
車に乗りエアコンをつけ、あたしの家へ走り出した。
彼の地元からあたしの地元まで30分も掛からないでいける
窓の外を見ているとあたしの地元のほうとは逆に進んでいた
「どっかいくの?」
「‥‥‥」
何も答えないまま車は畑の近くに停まった
「どうしたの?」
「なぁ、気持ちいいことしようよ」
「えっ…?………っ!!??」
次の瞬間乱暴にあたしの唇は男の唇によってふさがれた
雑に舌を絡めあごを強く掴んで人が変わったように汚い言葉使いだった
「んっやめ…っ…て」
「うるせぇよ!!さっきの楽しませてやったろ?今度は俺の番、たっぷり楽しませてくれよ」
そう言ってにやりと笑いながらあたしの髪を掴み無理矢理口を塞ぐ
今まで見ず知らずの男とやるのなんて全然平気だったのに
体が拒否反応を示していた
口付けさえ気持ちが悪かった
「いやっ……っばかじゃないの!!??」
あたしの髪を引っ張り耳元で男が囁く
「お前よくそんな口きけんな。ただで遊べるなんて思うなよ。ガキのくせに。大人にはむかったら怖い目みるよ」
男はあたしの髪を掴んで離さない
「痛い痛い痛い!!!やめて」
「大丈夫。すぐ気持ちよくしてやるから」
隙を見て逃げ出したかった
でも外に出たところでここがどこだか分からない
相手は車
すぐに追いかけられるに決まってる
急に怖くなり、あたしは涙を必死で堪えた