愛…して…?


体に大量の酒が入ってる中、走ったせいで急に気持ち悪くなってしまった


酒は強い方でめったに気持ちが悪くなるなんてなかったから時間が経てば収まるだろうと思っていた


涼太、健太たちとはカラオケで再び合流した


部屋に入り、また酒を交わす

カラオケの音と大量の酒によって体調は悪くなるばかり


一旦酒を呑むのをやめてみるものの、カラオケの音が頭に響いてだめだった


部屋を出てトイレに駆け込み吐いた


公園でみんなでJINRO3本と日本酒2リットル、缶チューハイ10本以上

そしてカラオケでもJINROは止むことはなかった

明らか飲みすぎだ

きょんは既に潰れて部屋で眠っていた

あたしは熱を冷ますために一回店の外に出た


あたしがいないのに気付いた力也はすぐお水を持ってきてくれて背中をさすってくれた


「まなか、大丈夫か?」

「ありがとう。大丈夫だよ」

「大丈夫じゃねぇだろ。気持ち悪いなら吐いた方がいいぞ」

「もう吐いたから大丈夫」

「そっか、とりあえず水飲みな」


どうしてそんなに優しいのか
あたしの中で少しずつ力也の印象が変わってきていることにあたしは気づいてなかった


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