ただ好きな気持ちだけで
その二人の先輩たちが
「ねぇねぇ。あおいちゃん!」
「はいっ!」
「となりに居るのって、噂にきいてた潮美ちゃん?」
私の話題なんて出てたのか…
まぁ、そりゃ出るか。
「しお!呼ばれてるよ!」
そか、私が答えるべきか?
「はい!潮美です。」
「早く来て!見たいみたい!」
あおいと私はもっと奥のコート入り口まで走った。
早くも出てきていたのは…
あれ?どっかでみた顔…
ぁあ!萌絵ちゃんだ?
「しーちゃん久しぶり!」
なぜか萌絵ちゃんは私に抱きついている。
「あ、どうもお久しぶりです。」
他の先輩もぞろぞろでてきて温かく受け入れてくれた。
「萌絵、潮美ちゃんの知り合いだったり?」
「うん。ね☆」
私も一緒になってコクリとうなずいた。