_愛の形_
「今井さんの家、行ってみたいな!!!」
はっ?
声にもならない声が、私の心の中にこだまする。
なんで?
仲の良くもない新城さんを、好き好んで我が家に招きいれなきゃいけないのよ…。
しかもさ、
こんたん、見え見え…
私はそんな新城さんにかまをかける。
「だけど…、いきなりなんで?」
「えっ?わかってると思ってた!今井 玲くんに近づくためにっ!!!」
なんの遠慮もなく言い切る新城さんに、私は言っちゃったんだ。
「いいよ。いつにする?」
って。