_愛の形_
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「あーーーっ、私のバカバカバカ~~」
そう言って、自分の言ってしまったことに家に帰ってから後悔してしまう私…。
「姉貴、きもいんですけど」
そう言って、開かれた扉から顔をのぞかせ、あきらかにひいた顔をしているのはれいちゃん。
「・・誰のせいでこんな目にあってると思ってるのよ」
私は、小声でぐちを吐く。
「ん?なんて?聞こえない」
そう言って、私のぐちを聞き出そうとしてくるれいちゃん。
「なんでもないよ」
そう言って、ふくれっつらをした私を見てれいちゃんは、
「あっ、そういえばさ、明日母さん夜勤だから、夜ごはん頼むって」
「わかった。それとね、れいちゃん、…明日は寄り道禁止」
言いたくない言葉を並べた後、私はベットに自分の顔を埋めた。
「、おやすみ」
れいちゃんが、そう言って扉を閉めたのを確認し、私は不快な気分のまま、眠りについた。