_愛の形_
「おはよー」
学校につくと、いつものようにマナカが私の机に座っていて、笑顔であいさつをしてくれる。
「おはよっ」
「あっ」
そう言って、マナカは急に声を小さくして話し始める。
「今日新城さん、ミウの家に来るんでしょ?本当によかったの?」
「よくないけどー…、仕方がない…」
「可愛い弟をさ?あんな女に取られてもいいのーーー?」
なんて、私の肩をゆすりながら私に怖い顔をして言ってくるマナカ
「…はは」
私は何も言えずに、苦笑い。
「しかもだよ!!新城さん、ちょー男好きじゃん。いつもとっかえひっかえに男連れ歩いてるって噂だしーー」
そう言って、自分のことのようにうなだれるマナカ。