_愛の形_
「ばかっっ」
私はれいちゃんの頭をおもいっきり叩いてリビングに入る。
「痛いんですけど…」
そう言ってれいちゃんは自分の頭をさすりながら洗面所に向かう。
「朝っぱらからあんた達は…」
そう言ってため息をつくのは私の母さん。
「だって、れいちゃんが悪いんだもん」
そう言って私はイスに腰をおろした。
しばらくするとトーストの良い匂いが私の鼻をかすめた。
「いただきます」
そう言って私は苦手な牛乳と一緒にパンを食べる。
「ちょっとミウ、あんたそんなにのんびり食べてる時間ないでしょ!時計を見なさい!!時計」