_愛の形_
バイトが終わり、店を出る。
その時、
「ミウちゃんっ!!ちょっと待って」
そう言って、ユウト先輩が私に小走りで近づいてくる。
「…ユウト先輩」
「さっきは大丈夫だったかな?って思って」
「あー…、ははっ。大丈夫ですよ」
私はそう言って笑う。
「そう?全然大丈夫そうに見えないけど」
そう言って、真剣そうに私を見つめるユウト先輩。
「ちょっと…びっくりしちゃったくらいかな?心配かけてすみませんでした。それと・・今日は助けてもらって、本当にありがとうございました。」
私はそう言って、頭を下げる。
「いや、俺は。先輩として当たり前のことをしたまでだよ」
そう言ってユウト先輩は、
「送ってく」
そう言ってくれた。