_愛の形_



そう言って、自分の家を指差す。




「あっ、ここなんだ!もっと遠かったらよかったのにな」




先輩は笑って、



「じゃー…、又ね」




「ありがとうございました!!」




先輩は手を振って、元来た道を帰っていった。




私は先輩と別れた後、すぐに家の中に入り、自分の部屋に駆け込む。





まだ、胸のドキドキが収まらない。





このまま、先輩を好きになってしまったらいいのに…








先輩のことだけを、考える頭になってしまえば、どれだけ楽か…












< 54 / 91 >

この作品をシェア

pagetop