_愛の形_

_これが兄弟



「遊園地ーっっ??行きたい~」




学校にきてすぐ、私は遊園地の話がマナカの口から飛び出し、嬉しくて嬉しくて、机をばんばんと叩く。




「しーずーかーにっ!!!」




マナカはそう言って私をしずめ、




「だけどね、このタダ券、今週の日曜日までで有効期限が過ぎちゃうの~!!!それでね?私、この土日は行けないんだ~」





「えーーーっ!!!じゃぁ行けないじゃん…」




私は一気にテンションが下がり、声も小さくなる。




「だからね、このタダ券、二枚ともミウにあげるからさっ!!!誰かといってきなさーーいっ!」




そう言ってマナカは、私の手にタダ券を二枚、しっかりと握らせた。




「えっ?本当にいいの?」




私がそう聞くと、



「うん!だって行かなきゃもったいないじゃんっ」




「ありがと!…だけどー、マナカといけなかったのがショックだな。」




「ははっ。私とならいつでもいけるじゃん?しかも女二人で遊園地ってのもなんだしねっ!いい男と一緒にいってらっしゃいっっ」







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