_愛の形_
「じゃぁお言葉に甘えてー…、いい男の人といけるかは微妙だけどー…いってくるね!」
私は笑ってそう言う。
「お土産、忘れないでね!!!」
「わかってます!!」
「ははっ」
丁度区切りのいい所でチャイムが鳴り、私達は自分たちの席に座る。
HR中、ずっと考えていた。
誰といこうかなー…。
れいちゃんと?
仲直りのきっかけとして・…。
なーんて、あり得ないか。
兄弟二人で遊園地だなんて…。
じゃー…、
…ユウト先輩?
それが一番いいのかもしれない。
昨日の、私の胸のドキドキを確かめるのには、ちょうどいい絶好のチャンスなのかもしれない。
今日、バイトの帰りにでも、誘ってみよう。