_愛の形_
_それは始まり
どうあがいても遅刻だと思ったけれど、
れいちゃんもおかげで遅刻はぎりぎりまぬがれた。
「ミウ~おーそーいーー」
教室に入ってすぐ、私は親友のマナカに説教をされるはめに…
キーンコーンカーーンコーーン
マナカの説教が終わってすぐ、チャイムが鳴り響いた。
私達は大人しく席に戻っていく。
私の席は窓際で、毎日と言っていいほど、遅刻魔のれいちゃんが学校にやってくる姿を目にしてた。
きっと今日も、れいちゃんの姿を目にするのは2時間目が終わった頃だろう。