_愛の形_
「他の男にでも、そんな表情見せてるんだ?」
「え?」
私はれいちゃんの言葉に頭がついていかない。
「なんか姉貴。むかつく」
頭がついていっていない私にれいちゃんは、もう一言一撃をくらわす。
「…意味、わかんない」
私は一言、思ったままの言葉を口にする。
「意味?そのまんま。じゃ、洗面所。もう使うから」
そう言ってれいちゃんは、簡単に話を終わらしてしまう。
れいちゃんによって洗面所をどかされてしまった私。
「あっ、荷物の準備」
れいちゃんに言われた言葉にそこまで気にとらわれず、私は自分の部屋に行き、準備を始める。