約束の花
早く帰ってこないかな?

そう思って外を覗くと、パパの車の代わりに、晴天の空が視界に入って来た。



「天気いいなぁー。…そうだ!水まきしよう!」



私は外にでて、ホースで水まきを始めた。



水の玉が太陽の光に反射して綺麗!

それにちょっとだけ自分に水がかかるのも気持ちいい。



私はすっかり水まきにハマってしまい、勢いよく水を巻いていた。


その時


「…唯?」


「えっ?!」



不意に後ろから声をかけられて、びくっと全身が強張った。


…と同時に、振り向い時にホースを強く握ってしまい、水が勢いよく声の主にかかった。




「わっ!水っ!水っ!」


「ご…ごめんなさい!」




急いで水を止める。
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